2024年08月01日

初めてでも安心!障子張り替えのコツと便利な道具

障子の張り替えに挑戦したいけれど、どこから始めればいいかわからない、必要な道具や手順が不安、という方も多いのではないでしょうか。具体的な準備や作業の手順を知っておくことで、初めてでも安心して取り組むことができます。

本記事では、障子の張り替え方法と便利な道具について詳しく解説します。記事を読むことで、障子張り替えのコツや手順がわかり、自分でも簡単に障子を張り替えることができるようになります。
さっそく、障子張り替えの基本ステップから見ていきましょう。

障子張り替えの基本ステップ

障子の準備と道具の確認

障子の張り替え前には、必要な道具の確認と作業スペースの整備が重要です。まず、障子紙、障子糊、刷毛、カッター、定規などの道具を揃えます。作業スペースは、広くて清潔な場所を確保し、障子を平らに置けるようにします。また、新聞紙や古いシートを敷くことで、糊が床に付かないようにすることもポイントです。

準備が整ったら、次に古い障子紙の取り外しに取り掛かりましょう。

古い障子紙の取り外し

古い障子紙をスムーズに取り外すには、まず障子枠を水平な場所に置きます。次に、霧吹きで障子紙を軽く湿らせると、糊が柔らかくなり剥がしやすくなります。障子紙の端をカッターで切り込みを入れ、ゆっくりと引っ張って剥がします。このとき、枠を傷つけないように注意しましょう。頑固な糊残りは、濡れ布巾で拭き取ると効果的です。

古い障子紙を取り外したら、新しい障子紙の貼り付けに向けて、枠の清掃や乾燥を行います。

必要な道具と材料の準備

障子張りに必要な基本道具

障子の張り替えには、以下の道具が必要です。

  • 障子紙:新しい障子紙を選びます。
  • 障子糊:障子紙を枠に貼り付けるための糊。
  • 刷毛:糊を均一に塗るための道具。
  • カッター:古い障子紙の剥がしや新しい障子紙のカットに使用。
  • 定規:障子紙をまっすぐに貼るためのガイド。

これらの道具を事前に揃えておくことで、スムーズに作業が進みます。

おすすめの便利アイテム

障子の張り替え作業を効率化するための便利なアイテムも紹介します。例えば、のり付き障子紙は、糊を塗る手間を省けるため、初心者におすすめです。また、障子紙専用のカッターや、シワを防ぐためのローラーも役立ちます。これらの道具を活用することで、作業が格段に楽になります。

障子紙の種類と選び方

和紙の特徴と利点

伝統的な和紙は、障子紙の中でも特に人気があります。和紙の特徴として、温かみのある質感と高い通気性が挙げられます。また、和紙は光を柔らかく透過し、室内に穏やかな明るさをもたらします。さらに、和紙は自然素材であり、環境にも優しいという利点があります。

プラスチック障子紙の選び方

プラスチック製の障子紙は、耐久性が高く、破れにくい特徴があります。特に、小さな子供やペットがいる家庭では、プラスチック障子紙が最適です。選び方としては、厚みや質感、透明度などを考慮し、用途に合ったものを選びましょう。プラスチック障子紙は、清掃が簡単で、長持ちするため、メンテナンスも楽になります。

障子の剥がし方と下準備

古い障子紙の剥がし方のコツ

古い障子紙をスムーズに剥がすためには、まず霧吹きで紙を湿らせます。次に、端からゆっくりと剥がしていきます。途中で紙が破れたり、糊が残ったりする場合は、湿らせた布で拭き取ります。特に、角や接合部分は丁寧に剥がしましょう。

新しい障子紙を貼る前の下準備

新しい障子紙を貼る前には、枠の清掃が必要です。古い糊や汚れを取り除き、枠を乾燥させます。また、枠にひび割れや歪みがないかを確認し、必要に応じて補修します。この下準備を怠ると、障子紙がうまく貼れなかったり、早く劣化する原因になります。

障子紙の貼り方とコツ

障子紙をまっすぐ貼る方法

障子紙をまっすぐに貼るためには、まず仮留めを行います。紙の両端を軽く糊で固定し、中央から外側に向かって刷毛で押さえます。このとき、シワができないように注意します。シワができた場合は、少し剥がして再度貼り直すとよいでしょう。

余分な障子紙のカット方法

貼り終えた障子紙の余分な部分は、カッターでカットします。定規を当てながら、真っ直ぐに切り取ることで、仕上がりがきれいになります。カットのタイミングは、糊が乾く前が理想的です。

便利な道具とその使い方

障子紙カッターの使い方

障子紙専用のカッターは、真っ直ぐに切るための便利な道具です。カッターの刃を障子の枠に沿わせて滑らせることで、均一なカットができます。カッターを使うことで、余分な障子紙をきれいに整えることができます。

のり付き障子紙の活用法

のり付きの障子紙は、初心者にも扱いやすいアイテムです。糊を塗る手間が省けるため、時間を短縮できます。貼り付ける際には、紙の裏側に水をスプレーし、貼り付けるだけで簡単に作業が進みます。

張り替え後の手入れとメンテナンス

日常の手入れ方法

障子を長持ちさせるためには、日常の手入れが欠かせません。乾いた布や柔らかいブラシでほこりを取り除くことが基本です。また、汚れがひどい場合は、軽く湿らせた布で拭き取ります。障子紙はデリケートな素材なので、強くこすらないように注意が必要です。

メンテナンス

張り替え後の障子に起こりがちなトラブルとして、破れやたわみが挙げられます。破れた場合は、修復用の障子紙で補修します。たわみが生じた場合は、水で湿らせた布を当てて、アイロンで軽く押さえると元に戻ります。

まとめ

障子張り替えの全体の流れをお伝えしました。障子張り替えは、準備から張り替え、そしてメンテナンスまで一連の手順がありますが、基本を押さえることで初心者でも安心して取り組むことができます。初めての方は、道具の準備や手順をしっかり確認しながら進めてください。特に、古い障子紙の剥がし方や新しい障子紙の貼り方については、事前にしっかりと理解しておくことが大切です。作業中の注意点や便利な道具の活用方法を参考にし、ぜひ挑戦してみてください。